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第1回 最初が肝心、いきなり広いお部屋で遊ばせてはダメ

文・写真=大里美奈(「うさぎ専門店pet's-club」代表)
構成=岡見 圭(ペットオフィス「ペット大好き!」代表)
■第1回■最初が肝心、いきなり広いお部屋で遊ばせてはダメ (2009.06.30)


●子うさぎは“最初の光景”を生涯、覚えています
うさぎをペットショップで購入して家に連れて帰ると、みなさん一刻も早くウサちゃんをペット用の箱やキャリーから出してあげようとしますよね。
「帰り道、疲れたでしょ。少しお部屋でくつろいでいてね」

そう言って、リビングに放してしまう人が大半だと思います。うさぎをお部屋で遊ばせている間に、ペットショップで買ってきたケージを組み立てる。完成するまでちょっとの間、そこで待っていてね、というわけです。

でも、これは絶対にやってはいけないこと。後々、大問題を引き起こします。

ブリーダーさんの手元にいる間は、ママうさぎと一緒ですから幸せそのもの。ある日、ママから引き離されてケージに入れられ、ショップにやってくるんですよね。その間、子うさぎは狭いケージの中しか知りません。

そんな“小さな小さな世界”の住人が、いきなり広いお部屋にポンと出された姿を想像してください。子うさぎにとって、あなたのお部屋は森や林、どこまでも続く草原のような広大な土地なんです。

子うさぎは“最初の光景”を生涯、覚えています。子うさぎは素直に感動して自由を満喫します。そんな楽しみのさなか、ケージが完成しますよね。飼い主さんは、「あなたの世界ができたわよ」と言ってうさぎを捕まえ、ケージに入れます。これでわが子の安住の場所ができた、とほっと一息つく瞬間です。

ところが、子うさぎにしてみれば、それは自由を奪われたこと以外の何物でもないんです。

「なぜ? どうして僕(私)を閉じ込めるの?」…そして生涯にわたってケージをイヤがる子になります。ケージをガリガリ噛んで、「出して出して!」と暴れ回るようになっちゃうんです。


●大人になったら、お部屋に放しても大丈夫
慌ててお部屋に出しちゃダメ。子うさぎはショップで入れてもらった小さな箱やキャリーの中で待たせてください。
一見、かわいそうなんですけど、ケージを組み立て終わるまで、子うさぎはショップで入れてもらった小さな箱やキャリーの中で待たせてください。ケージができたら、おいしい牧草をたっぷり入れてそこに移します。すると子うさぎは、やっと広々した安心なおうちに入れてもらえた、と思うんですね。
最初の1週間から10日間はケージだけで過ごさせます。簡単なお掃除だけにする事で自然と臭いが染み付き、子うさぎは“ここがお家”ということを徐々に理解します。

ついにサークルデビューです!ケージから抱っこして、サークルに入れて遊びを覚えさせます。狭いところから順番に広いところに行かれるようになるので、うさちゃんはすべてを“楽しい体験”として受け止めるんですね。

1年がたち、お家=ケージが安全で居心地のいい場所だということを十分、認識するようになったら、もうお部屋に出してあげても大丈夫。時間をかけて、ゆっくり慣らしていくのが肝心です。
小さなキャリーから出発した長い道のりですが、キャリー(小さな箱)→ケイジ→サークル→お部屋という幸せの階段を一緒に歩む事が大切です。

最初にお部屋で遊ぶことを覚えてしまったうさちゃんは、性成熟と共に次第に野性に目覚め、家具や電気コードをかじったり、発情が激しい子だと、飼い主さんが「ただいま」と部屋に入ってくると、パッと駆け寄ってきて足に噛み付いたりするようになるんです。これ、すべて子うさぎの時の“最初の体験”が引き金になっているんですよ。

ケージが安全な場所と思って心安らかに暮らすのと、最初に信じられないような広い世界を味わってしまい、以後、ケージを牢獄みたいに感じながら生涯過ごすのでは、どちらが本当の幸せ?…可愛いわが子のために、よ~く考えてあげてくださいね。

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